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Mental Sketch: stylos

アニメの考察とか感想とか書いていくかも

【感想メモ】 『この美術部には問題がある!』【2016年夏アニメ】

感想メモ 2016年アニメ アニメ考察

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 カテゴリーとかどうしようかな、描きたいことは山ほどあるけれど、今更始めたブログとツイッターで過去作振り返るのはすごく大変。そのうち『まどマギ』や『君の名は』、『シンゴジラ』の感想や考察も書いていきたいけど、このタイミングでまず書いておきたいのはこれです。

 ジョジョも見てるし、他とも合わせて二桁見てましたが忘れないようにメモっときたいのは『この美術部には問題がある!』。

 宇佐美ちゃんかわいい。とにかくかわいい。そして見てて面白い。

 監督の及川啓さんとキャラクターデザイン・総作画監督大塚舞さんの意欲作。意欲作と書いたのは、京アニの作画・ディテールとシャフトの演出を融

合するというコンセプトが見て取れるから。

 感想をたぶん一つ一つ記述していくときりがなく、ちょっと時間もないので、メモっぽく箇条書きで。

 

 ・京アニ山田監督の手につける芝居などディテールの細かさ

 ・京アニ堀口悠紀子さんを彷彿とさせるキャラデ

 ・唇のアップが化物語っぽい時があったような

 ・原作モノですが絵を描くという美術部とアニメ・制作と視聴者という多層構造

 (内巻くんの書くものがメタっぽいのはすごく良かったです)

 ・冒頭のコンテ撮のようなOP導入部はシャフトのメタに近いかも

 (最近だと『僕だけがいない街』でこちらを見る演出の伊藤監督が印象的かなあ)

 ・空ショットで場面を切り替えてカットを積み重ねていくシャフトっぽい心地よさ

 (これはシャフトを辿ってくると見える小津安二郎監督だとも思います)

 ・終盤で印象的なハーモニーの1枚絵で見せる故・出崎監督のような演出

 ・宇佐美ちゃんではないけど10話のベンチでのカットはすごかった

 (重心の動きや女性をよく観察してるなあと思うようなアニメーションは必見)

 

などなど、絞ってもこんだけ出てきちゃう。

 おそらく光源とか撮影の処理とか音響とか声優さんの芝居も見る人が見れば凝っているのがわかるんだと思います。

 僕が特に良いなと思ったのは、内巻くんの描く劇中のメタ絵画。中の人の演じているブブキブランキの右手ちゃんの子なんかクスリとしてしまった。

 

 ・宇佐美ちゃんの内巻くんへの思い

 ・内巻くんの二次元の「嫁」への思い

 ・メタネタで出す制作スタッフの劇中キャラクターへの思い

 ・この美制作スタッフのアニメこの美への思い

これらがしっかりとつながっている構造でした。

 

 京アニの聲の形が始まるタイミングで山田監督のたまこをフィーチャー。

 大塚舞さんはシャフト出身ですが、シャフトの初元請け作品は幻の『十二戦支 爆裂エトレンジャー』でしかもNHK。最終話の内巻くんの嫁であるうさみみのキャラは『エトレンジャー』のクリームちゃん。嫉妬するところとか、ちょっと宇佐美ちゃんにも似てるかな。

 幻の初めての元請け作品から20年経ってNHKでシャフトの制作した『3月のライオン』が放送されることへの間違いないエールでした。

 アニメ『この美術部には問題がある!』という作品は、恋に揺れる少女を描いたラブコメでサブキャラクターのエピソードも情感豊かに描かれた、紛れもない2016年夏を代表するアニメです。同時に、メタ的であり絵を描くということに向き合っている美術部のキャラクターと、制作スタッフのアニメーション制作がリンクして共振する作品でもあったと思います。

 

[TVアニメ公式HP]

www.tbs.co.jp

[原作公式HP]

maoh.dengeki.com