Mental Sketch: stylos

アニメの考察とか感想とか書いていくかも

ゆるキャン 1話 コンテ感想メモ

ヤマノススメ担当回、ローアングルでシャキッとした出来
カットごとに超絶背景とかあるわけではないんだけど臨場感がちゃんと出てる
なぜなら映像のセットを複合的なパースペクティブで組んだから
魔術的なテクニックが生きている
三角形が揺れるのはヤマノススメっぽいけどダンボのピラミッドの揺れ方っぽくていい
ロケットもあのシュールリアリズムっぽい感じがする
非日常と日常との差異とは何なのか、緩いように見えて生きるとは何なのか、迫っていく感じがしていい
ヤマノススメ アルバイト担当回
S字車線の持つ往路復路の二方向性。相補性。
何かと肌色の多い深夜アニメの中で着込んだ冬コーデの可愛らしさが全面に出てくる異色萌え
スマホ探す時のヌルヌル
テントという構造の組み立て、テントの持つ斜線、テントを組み立てる工程
アバン手ブレみんなで撮ろう、撮られた写真感、メタ感すげえ。5人出てくるよという紹介をしながら撮影感
ガードレールのまばらなサビ、倒れ掛かってるなでしこのブーツ
冒頭セリフ無しで1分間15秒、75秒秒針一周と4分の一 息遣いと映像だけが続く、なでしこの自転車時も一分弱息遣いのみ
抑えるところは抑える省エネとスタイリッシュさと動きに満ちたカットの起伏が面白い
まったりした演出と速いカット割りのバランスが玄人じみてる
IG系のジャストビコーズ小林監督に続いて京極監督の初監督アニメにおっと思わされた
タイトルの揺れるOP デジタルセット感 OPのデジタル的記号的な表現も作品の表紙として機能している
ヤマノススメセカンドシーズンのOPのように小道具を小道具として要素・部品として提示していく
1話の監督の哲学に近い、舞台セットとしての四方をデジタルの壁に囲まれた中でキャラクターを追っていくOP
またその壁もつながっているわけではなくばらばらで緩く浮遊している・部品感・メタ感のある舞台セットの組み立て直前の要素に還元されている
玄関で光に当てられて一瞬でボワッと消える感じ、少し不気味で虚構的な、監督の名前が弾けて光って注がれる
自転車原付きキャリー電車徒歩犬
冒頭空から視点を移して道路を移す第一の「高さ」 PAN付けPAN FIX フォロースライド フレームインとフレームアウト
トンネルでのホワイトアウトとホワイトイン
冒頭自転車、広がった空間を使う余裕のあるレイアウト
道路の隅にある枯れ葉まで丁寧、
右側で木の流れる動きと息を吐くアニメーションの対比、揺れる自転車や荷物の紐・水筒=紐と水筒でフレームレートの違う感じ
平面的な表現、ガードレールの横に流れる動き、背面から崖の向こうを望む第二の横、上空を見上げる木々の斜めの動き
カーブの先から向かってくる第一の奥行き 地面すれすれのアングルからの第一の「高さ」としての低め
最後はトンネルの第二の奥行きに至ることで作品世界の空間の確立、そこで自転車を漕いで女の子が消え行く、うまい、うますぎりゅ。
右へ向かっていた女の子がトンネルを通り不文律を破ってイマジナリーラインを越えて左に向かっていく違和感と異世界・非日常への導入を演出
画面上のオブジェクトとしての女の子の空間的な移動ではなくパースペクティブ・認知の方法論で非日常へと誘う
富士山を望む行き止まりで到着と初めてのセリフ
寝ている女の子ハッケン時や湖畔到着も左から右に向かってたのにぱっと移していつの間にか右から左へ歩む切り替えの妙
キャラの名前を見ている人間が認知して覚えやすくする署名
実際の本栖湖の民宿・浩庵さんも同じデザインで
赤いベンダーで目を飽きさせない、光の三原色・青・緑・赤の看板が偶然とは言えなんかすごい
あんな女の子がこんな時期に来ている警戒感=直前のカットの凍結箇所注意の道路注意標識の黄色い危険み
こんな時期=カレンダー11月わかりやすい
吐いていた白い息がなくなるが息を吸う芝居で湖畔の空気を感じる演出
テントを貼る手首の動きまで分かる作画、慣れた手つきで飛び出た部分で手をたわませる動き、極上過ぎる
テントを張り終えて体が温まり再度息が白くなる、地味目の彩色と湖畔の派手な色の裏返ったボート?との対比
風でパラパラする本と普通にやっちゃってるリスの小ジャンプ加えたようなリアルな動き
ナレーションズルすぎる、まつぼっくりもワロタ、実線のないぼやけた輪郭の火のエフェクト、実写も混ぜてる?
焚き火をやってまた一呼吸間を作る、空気と温度を感じる演出をきちんと作品を観測する定点として配置、鳥が斜めの木と空で動く
湖畔の到着した時の水面と空の青々しいパノラマと日が落ちる前の赤と青と黄色の薄く混ざるパノラマ
赤い夕日の川のパノラマのセット感、夕日の家に生える浅葱色の車・差し赤の反転して対になるような差し青緑
赤い風景で一層映えている印象的な車なので後で出てきた時にすぐわかる
夕日の赤が続いて画面がダレないように暗くせず彩り豊か
夜に切り替わって生々しい波と遠くの超遅く動く雲の雰囲気
ランタンの揺れ、黄色がかったトイレの中の照明と緑がかった街灯、手に持ったランタンの暖色の光で色味の違う
割り箸を割る時のしなり、
スープを啜る時の口を突き出さずに絶壁にする感じ、食べてる感覚は口を出すよりこっちなんだよな
だからリアルではないんだけど真のリアル・リアリティがあって感覚が憑依しちゃってスープを啜る美味しさが伝わってくる
カリオストロ浅間山荘オマージュのカップヌードルのすすりに近い気がする
こっちは正面からしか無いけどやはり口を突き出してるというよりは引いていて
麺を口全体で上に引っ張る動きをしている、背中にかけての動きも後ろへのけぞる動きが入っている、銭形の横
カレー麺を食べるなでしこちゃんも背中をしっかり移して動きを付けているし、口でくわえた麺を上に引っ張る動き、いい
麺が口に吸い込まれる・スープを飲む・変化をつけてより刺激的なヘッドバンキングのように頭をふる動き順番も似ている
うまい、上手い、美味い、旨い、ラーメンを食べ終わった時の白い息、立ち上る湯気、多種多様な白い息
雲間から出てくる月と月光に照らされた富士、湖面に揺れる月光、焚き火ではなく月光でテントに月影ができている
エンジンを掛けた時にたわむ車の実線、車の新鮮なヘッドライトの白い光
一番最初に出てきたS字カーブを今度は夜中に車のライトが市街地?の方へ戻っていってエンディング、ブラックアウト
S字の相補的な形
カメラも逆に動くけどEDに映像が続くので空は見上げず途中でやめる
日中へと変わった浅葱色のクマが置かれた各務原家の家、積み重ねがあるのでわかりやすい
今度はなでしこが自転車をこぐマフラーが揺れる冒頭に近似した登校シーン「高さ」「横」「斜め」「奥行き」
こちらは空でなく川を見下ろす形
自転車パートの最後は車がこっちに向かってくる、このままでは視点としてのカメラは車に轢かれてしまう
カメラの位置やパースペクティブの存在を予感させる、この後の登校シーンも含めた様々なカメラワークを束ねる自己言及的な演出
冒頭でリンちゃんがトンネルに入る直前入った直後と出た直後にFIXでぶつかりそうになる
微妙に動いていて針路がカメラに向かってこのままだとぶつかるとなった瞬間にカットを切っているので
これもまたセットになっている上に補完的である
補完性として冒頭リンのパートでは自転車が針路を変えることで正対しているがなでしこのパートではカメラを振ることで正対する
うまい、うますぎりゅ
学校近くの坂を走って登るこちらも白い息を吐く、下駄箱で靴を脱ぐ時の肩と顎の揺れ
下駄箱で出会わずにすれ違って終わり、下駄箱でなでしこインとアウトが絡み合ってすれ違いになる
ではこのような相補性のあるカメラワーク・コンテの構造が作品、キャラクターとどう関わってくるのか
FIXとPAN、横と縦や低さと高さ、インとアウト、映像における対称的な技術の組み合わせがハーモニーを奏でるように
初心者と経験者、チェーンでコケるなでしことコケないリン
大胆と慎重のように作中における対照的なこの二人の補完が物語を作っていく事にもキマってハマっていく感じ
映像と物語が合致していく感じ、舞台セットの未完成なOPの材料を一話を使って組み立てた感じ
湖畔の富士と学校がそれぞれなでしことリンで目的地として重なり合ってこれからの物語の舞台を予感
湖面の波打つ放射状の月光と富士山とテントの相似形、月の輝きと焚き火の炎
立っているなでしこと座っているリンの対比、うますぎりゅのお