Mental Sketch: stylos

アニメの考察とか感想とか書いていくかも

HUGっと!プリキュア ハグプリ 4話 コンテ感想メモ

かなり雑なメモ。重複有。

ハグプリ4話、冒頭で小物をナメながらはなちゃん撮るけど翻ってカメラの位置は柱なのでアニメでしか出来ない絵になってる
先生とすれ違う時と同じ黄色い柵・バスケとの共通点、ほまれたそのカラーでもある。スムーズ
バスケコートの色彩指定もかなりこってるなあと思う
プリキュア4話 ラストなんかごめんね、ワイヤーで橋を保ってる感、張り詰めたワイヤーの悲壮感
ほまれちゃんがなんとか我慢して立っている感 3月のライオン
このままだと明日が来ないかも感、夕日遮る感、諦め、一歩踏み出せない感じからそれでも声をかけたいはなちゃん感、夕日
ロングショット(ほまれちゃんとはなちゃんたちとの距離感、Aパートからラストであまり詰まってない、齟齬)
橋そのものを使っていくこんてワーク、穴の空いたピンクの橋柱、直前のセリフ「脚じゃなくて」
はなちゃんの前髪のズレ方(向かって右に広い)もダッチアングルのズレ具合に重なってくるのかな
ダッチアングルで決めポーズを取ると前髪の円弧の頂点が真上に来る感じ
アンジュとセットできポーズ取った時のドヤ顔カット、前髪の歪みがやはり正対したような真上に伸びる志向性がある。
重力といえばチュチュ感あるかもなあ。。。
新房的な上部に会話者をおいて距離感を取る(今のアス比ですら難しい、+話者自体も空間で挟まないといけない=キャラの背に空間)
意図的にはキャラ同士の心の距離感を測ったモノ、すれ違う心と階段
この新房的なロングショットの場合は上部にレイアウトしないと
空の空間に情感が出てしまうので下部に空間を作らないといけないんだと思う、張り詰めた緊張感と陰鬱さ、すれ違い
階段逆だけどレイアウトもやや近似してる、傾斜のついた道路、笹木信作スピリッツ
さらにこのロングショットの場合は奥行きとしての手前に空間を作らないと当然見えなくなっちゃうのでかなり特殊な空間設計が必要になる
シャフト新房監督のタイプはメタ効果と第四の壁も意識させる演劇的な二次元映像舞台を想定することも多い気がするけど
会話者のいる歩道を上部でロングで捉えながらかつ歩道下の階段の持つズレ、別れ、すれ違いを入れないといけない
あと落ちたら死ぬレベルのこういう公園使ったことあるけどw排水施設がしっかりしてないと台風のときとかかなりやばいことになるw
レンズフレア、ほまれたそは六角形のゴースト、はなちゃんはアナルモフィックレンズ的ストリーク
光源が同じでフレーフレーが心に届いてる感じ、ハレ切り、ゴースト、構図外光源
劇伴もめちゃくちゃ良かったよなあ。。。アクション作画もすごく楽しかったし
ほまれちゃん下るところはクレしんオトナ帝国のようなパワーを感じた具体的な画面や動きは違うんだけど。キュアエールの戦闘もしゅごかった

シリアスパートの画面構成はかなりまどか4話に近い気がする
元ネタとか影響とかどうでもいいんだけど、少なくとも笹木信作コンテ回のまどマギ4話のエッセンスと共通する部分はすごく強い、普遍性
使いか方もめちゃくちゃ近似している
片渕須直、小島正幸の両監督感もかなりあるな
ピンクの斜張橋は色味も含めて特殊で、心の割れて穴の空いてしまったメタファー感ある、まさにヴィジュアルそのままの使い方

黄色い柵越しに先生と話す時もそうだったけど映像で語る部分が多い
逆Y字で真ん中がぽっかり開いてる、あずきちゃん17話でのタコ公園の赤やメイドインアビス最終回での釣り竿の赤い浮きに非常に近い

赤みを帯びたオブジェクトに心を託す

最後の斜張橋上一連シーンの枕ショットで斜張橋のワイヤーケーブルの持つ悲壮感・自己を保とうとする必死な張り詰めた心
まんまだと思う、主柱も四角柱なので一面に影がつき明暗の対比になっている

バスケ後に階段を横目に奥行きではなちゃんとほまれちゃんが話すカットはレイアウトは違うけどパースがまどか4話のほむまど影が2つ落ちるカット(向かって斜め右下)に近似、
またこの時のまどか4話の影の落ち方も終盤でのはなとさあやの斜張橋で向かって左に光源を持っている画面での影と近似している
まどかの場合は左に拓けた(落下しそうな)空間と出崎的工場群の背景+右に消失点に向かう道路
ハグプリはいい意味で変則的にしてきてパースから消失点も見つけにくい、そもそもロングショットで見るとほまれの立つ道路に傾斜が入ってる
ハグプリは左に道路と住宅街を保ち右に公園の拓けた(落下しそうな)空間と階段を配置
該当カットはまどかもハグプリも画面4分割で右上のスペースやや下方に消失点を置く
また消失点をはなちゃんのアクションの後方に置くことで注視点にもなってくる
道路にカーブをもたせ、こちらもロングショットにおける傾斜と同じくレイアウトを変えたので同パースだとわかりにくい
バスケ後ロングショットの階段は事前に出てたカット(少年たちに詰め寄るはなのカット)と柵の数もちがう
ぶっちゃけ高さもちょっと怪しいけどレイアウト重視ってことなんだと思う、あの斜めに切り替えして下っている階段は
まどか4話における笹木信作コンテの小津安二郎的な切り返しショットのロングショット階段と同じ感じ
まどか当該カットはイマジナリーラインを越えるやや難解な作りだと思うけど、そこの心のすれ違いともハグプリカットは通じてくる
要は階段を上がる芝居ができたので行き着いた先で左右に距離が空いてくる、スレ違いと心の距離
IL跨ぎ切り返しもキャラ同士の距離も違うけど作品に合わせた展開なので違うだけで本質的には同じである
だから同じロングショットになってくる
ただ使いにくそうなロングショットを大胆に1話内のコンテで反復で重ねていくのがハグプリの特徴かも、コレが凄かった
このロングショットは先生と斜張橋で会う時も勝利後のラストパートでも使っているハグプリ4話における軸の一つ
光源に対する渇望とレンズフレアも軸の一つだったと思うけど
まどか4話でも件の集団自殺シーンで青緑の幾何的なレイアウトのライトが並んでいたが、
ハグプリでは2回目のイップス(敵戦闘中)の時に出てくるのは回想とこのフラッシュの音で出てくるイメージのカットで
まどマギのほうがキャラ越しだったりある程度作中に合わせたレイアウトだけど、ハグプリのは場合は強めに記号的なカットになってる
また主人公(まどか、はな)が広報の透過光を遮るのも共通しているが、これもロングショットの一連のシーンで
主人公の感情の動きに合わせて光が消える
色んな意味型ができる前提だが、ハグプリの場合に一度出ていた太陽のレンズフレア(=冒頭ほまれちゃんの掴もうとする太陽も伏線)
をはなちゃんが遮るのは、この時の一瞬のはなちゃんの苦しそうな表情からしても
ほまれちゃんを放っておいていいのかという苦悶であり、消えた瞬間はその意志が潰えそうになる瞬間である
が再び光=レンズフレアを見ることが出来るように、はなちゃんは励ましを諦めなかった
自己満足の励ましなのか、アンジュさあやちゃんがそこらへん冷静に観察しているのはともかく
はなちゃんの主体的な生き方、これは肯定してあげたいなと思う
あそこで一歩引かずにフレーフレーをするいい意味のしつこさ・冷笑的にならない態度、「やめて」と拒絶されても明日学校でと言う
そのはなちゃんの心の光なんだろう
これはまどかが当該のシーンでほむらとマミさんを絶対に忘れないという時の強さともやはりレンズフレアの使い方が近い
またアナモルフィックレンズ・ストリークフィルター的な横の広がりの光
まどか4話ではこちらも当該のわずかな下校シーン内であり、アップされたまどかの首や脚にストリークの伸びがかかる
ハグプリでははなちゃんに光源外からのストリークの伸びがかかる、ポジティブな夕日・太陽の光源が励ましとして存在する画面
そこからハグプリ独特の構図外の光源からのゴーストを
ロングショットのレイアウトではなちゃんさあやちゃんとほまれちゃんの心の距離が凄いあるところで使う
緑の鮮やかなゴーストが二人に背を向けて去っていくほまれちゃんの方に伸びている、心が届くか、ゴーストの使い方はマジキテた
この時は川は映っていないがアングルや戦闘時に出ていた橋の全貌的に川面の上から捉えているように見える
橋の下には(画面上で)傾斜の付いた緑の土手が見えるが、これはゴーストと平行しており、光源としての夕日の方へ消失点?をもっている
また雲の色の付け方も、当たり前だけど光源の方向に夕日の赤が色づいている
最後の斜張橋のロングショットは橋梁の主桁の底=裏=水面に正対した部分に太陽光が当たり
カメラアングルから捉えた逆光からの主桁の側面の影とも対比になっている
光源外の太陽の存在を強調し、いまだプリキュアになれていないほまれちゃんとの対比、今後のポジティブな伏線予感の重厚さを醸し出している

田中裕太さんコンテ演出兼任のハグプリ4話はとにかくしゅごい、しゅごかった